デュシャン『彼女の独身者によって裸にされた花嫁、さえも』

リンク:シュビッタース『メルツバウ』:デュシャン『グリーン・ボックス』 :レーモン・ルーセル

デュシャン『彼女の独身者によって裸にされた花嫁、さえも』
デュシャン『彼女の独身者によって裸にされた花嫁、さえも』

通称《大ガラス》として知られ、デュシャンによって、1915年~23年(未完成の状態におかれる)にニューヨークでつくられたが、この作品のための計画はほとんどすべてと、それを構成する部分の決定的な習作のいくつかは、1912年から、彼がフランスからアメリカへ渡った年、15年にかけてのものである。それは油絵具と鉛と箔、それにガラス上の埃とワニスで作られている。《大ガラス》は、1926年に、ブルックリン美術館での国際近代美術展で最初に公衆に展示されたのち、1953年にフィラデルフィア美術館に取りつけられた。(ゴールディング「アート・イン・コンテクスト」より)

 

オリジナルの大ガラスにはひびが入っているが、このひび割れは意図的に入れたものではなく、1926年に輸送中の取り扱い不備により偶然生じたものだった。デュシャンは意図しない「偶然」によって、作品に新たな要素が付け加えられたことを喜んだ。(wiki参照)

 

「つくる」とは何でしょうか。何かをつくること、それは青のチューブ絵の具を、赤のチューブ絵の具を選ぶこと、そして相も変わらず場所を選んで、画布の上に色を載せることです。それは相も変わらず選ぶことなのです。それで、選ぶために、絵の具を使うことができますし、絵筆を使うことができます。しかし、既製品も使うこができます。既製品は、機械的にせよ他人の手によってにせよ、こう言ってよければですが、すでにつくられているものでして、それを自分のものにできます。選んだのはあなたなのですから、選択が絵画においては主要なことですし、普通でさえあります。」(シャルボニエ「デュシャンとの対話」)

 

「私の〈ガラス〉、『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』の原因となったのはルーセルである。採用すべきやり方の大略を私に示したのは、『アフリカの印象』であった。この上演作品をアポリネールといっしょに見たおかげで、私の数ある局面の一つに関して途方もなく助けられた。私はルーセルの影響を蒙るかもしれないと気づくのに時間はかからなかった。画家として私は、他の画家よりは作家の影響を受ける方がよいと思った。そしてルーセルが道を示してくれた。」(サヌイエ『マルセル・デュシャン全著作』)

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